スゴイ基礎的なことなんですけど、「取得単価と個別元本の違い」を最近知りました。
ずっとノーロードの投資信託ばかり購入していたので、今までぜんぜん気にならなかったんですよねw
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簡単に説明するとこんな感じ。
・取得単価(購入手数料を含めた価格)
・個別元本(購入した日の基準価額)
一例ですが5,000円の基準価額の投資信託を、
手数料2.0%で購入した場合の取得単価と個別元本はこんな感じ。
まず、購入手数料(手数料+消費税)を計算します。
手数料の計算。
5,000円÷100×2=100円
消費税(8%)の計算。
100円÷100×8=8円
購入手数料の計算。
100円(手数料)+8円(消費税)=108円
取得単価:5,108円
個別元本:5,000円
ノーロードの場合は購入手数料がかからないので、取得単価と個別元本は同じ価格になります。
それで、ずっと疑問をもつこともなく月日が流れていたのでしたw
で、この二つの価格はこんな感じで利用されています。
・取得単価
投資信託を売却するときには、こちらの価格が使われます。
先ほど例に出した投信を5,500円で売る場合。
5,500円-5,108円=392円
この譲渡益に対して税金(税率:20.315%)がかかります。
まあ、これだけ税金を取られるのですから、購入にかかった費用を含められるのは当然ですよねw
・個別元本
特別分配の計算をするときには、こちらの価格を使います。
※決算日の基準価額が個別元本を下回った場合に利用。
先ほど例に出した投資信託が100円の分配金を出して、
基準価額が4,950円に下落していた場合はこんな感じ。
5,000円(個別元本)-4,950円(決算日の基準価額)=50円(特別分配金)
100円(分配金)-50円(特別分配金)=50円(普通分配金)
分配金(100円)の内訳
特別分配:50円
普通分配:50円
最後に特別分配金が支払われたので、取得単価の修正もしておきます。
5,108円(取得単価)-50円(特別分配金)=5,058円
まとめ:50円が特別分配になったあとの二つの価格
取得単価:5,058円
個別元本:4,950円
これは特別分配と普通分配が混ざるパターンですが、全額特別分配になるパターンもあります。
むしろ、こっちのほうが多いような気もw
※100円全額が特別分配になる場合は、二つの価格から100円を引けばよいだけ。
今更感が満載ですが、最近になって購入手数料がかかる投資信託を購入したので、
疑問に思ったことをまとめておきましたw
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